よくあるご質問

安全性について

ご質問 低温やけどが心配なんですが?
回答 アクアレイヤーは体温以下の最大35℃までの水が自然に対流を起こしこもり熱を運ぶ性能をもっているので、低温やけどを起こしにくい構造の床暖房です。
アルミ伝熱根太(オプション)と組み合わせることにより、どんな条件でもこもり熱を防ぎ、さらに低温やけどを起こしにくくすることも出来ます。
ご質問 室内の空気を汚しませんか?
回答 石油ストーブ、ファンヒーター、エアコン等と違って排気されるものがないので、ホコリの巻き上げもなく空気を汚しません。
ご質問 アクアレイヤーの上に家具や観葉植物を置くことは出来ますか?また、ペットも大丈夫ですか?
回答 こもり熱が発生しないので床暖房の上に家具や観葉植物など自由に配置換えをすることが出来ます。ペットにも安心してお使いいただけます。
ご質問 袋の中の水は腐りませんか?
回答 水は腐ることはありません。腐るように見えるのは水に溶け込んでいる有機物が腐敗菌により変質させられたためです。いくら有機物があっても腐敗菌が入らなければ腐りません。レトルト食品や缶詰が腐らないのはそのためです。アクアセルは現場で水道水を入れて、完全密閉してしまいますので腐る心配はありません。(水道水にも多少は有機物が入っていますが極微量なので問題ありません)
ご質問 釘を打たれたらどうなりますか?
回答 アクアレイヤーは床材の工事中でも、床材を貼り終わった後でも釘が刺さった箇所を見つけられるように考えられた床暖房です。釘が刺さってしまった袋を特定することが出来るので床を剥がす面積は最小限で済みます。また、水が漏れてしまっても他のヒーターが濡れないようにヒーターと各袋はポリエチレンシートで完全にくるんであるので安心です。
ご質問 電磁波は大丈夫ですか?
回答 電気シートヒーター以外の熱源は電磁波が出ません。アクアレイヤーの熱源は自由に選ぶことが出来ます。

 

構造について

ご質問 なぜ水を使った床暖房なのですか?
回答 水は最も身近にあり、熱を溜め込む能力がとても大きく自然対流により熱を均一に分散させることが出来る蓄熱材だからです。室内温度を安定させ穏やかな暖かさを長時間にわたり持続させることが出来ます。水の保温効果を最大限に利用したのが「アクアレイヤー」です。オール電化住宅の場合や太陽熱を利用した場合蓄熱材にもなります。
ご質問 そんなに低い水温で大丈夫ですか?
回答 アクアレイヤーの水の入った袋は、一般の温水床暖房の配管に相当します。アクアレイヤーの水の断面積と配管の太さを比較しますと100倍〜200倍の違いがあります。 そのため、一度に運べる熱量が非常に大きくなり、その分低い水温にすることが出来るのです。
ご質問 熱源は何ですか?
回答

どんなエネルギーの熱源でも使うことができます。

  • 電気シートヒーター
  • ガス
  • 灯油
  • 太陽熱(ダイレクトゲイン、温風屋根集熱、温水屋根集熱など)
  • ヒートポンプ
ご質問 OMソーラーと一緒に使えますか?
回答 アクアレイヤーと組み合わせて使うことが出来ます。OMソーラーの蓄熱層をコンクリートからアクアレイヤーに換えるとさらに蓄熱性能が上がります。
ご質問 アクアレイヤーと一般の床暖房(電気式、温水式)との 温度の違いを教えてください。
回答 床暖房で大切なのは、こもり熱の問題です。アクアレイヤーは、水の自然対流によりこもり熱を分散させることが出来るため、一般の床暖房に比べてこもり熱が発生しない床暖房です。
ご質問 色々な電気ヒーターの種類がありますが違いを教えてください。
回答 半導体ヒーター、PTCヒーター、カーボンヒーター、発熱線ヒーター等がありますが床暖房としての性能には大差はありません。また、ランニングコストに対しても殆ど違いはありません。

 

快適について

ご質問 遠赤外線は出ますか?
回答 出ます。床暖房から感じる遠赤外線は床面から発しているものです。
ご質問 騒音は出ますか?
回答 ヒートポンプ 各種ボイラーは一般の室外機と同じような音が出ます。電気シートヒーター ダイレクトゲインにすると音は全く出ません。
ご質問 アクアレイヤーだけで暖まりますか?
回答 アクアレイヤーだけでも大丈夫です。アクアレイヤーに限らず、どんな暖房機器でも断熱をしっかりさせることはランニングコストを下げることもでき、快適な生活を得ることが出来ます。イゼナは常に主暖房になるように、家の熱特性についてのアドバイスをしています。
ご質問 部屋ごとにコントロール出来ますか?
回答 アクアレイヤーを部屋ごとに設置することにより、コントロールすることが出来ます。
ご質問 夏場のアクアレイヤーはどうなりますか?
回答 夏の強い日射しを室内に入れてしまうと、蓄熱層の水の温度が上がってしまいます。そのため、出来るだけ室内に日射しを入れないようにしてください。日射しが入る場合は庭の植物や葦簀(よしず)簾(すだれ)等で出来るだけカットしてください。また、夜間の冷気を出来るだけ取り込み、深夜電力を利用されているお客様は夜間にエアコンを運転し水の温度を下げる工夫をすると、さらに快適な室内環境を得ることが出来ます。
ご質問 寒冷地などでも使えますか?
回答 寒冷地住宅においては、寒冷地用の断熱対策をしてください。北海道や軽井沢などの、マイナス20℃になるような地域での実績もあります。別荘地についてはご相談ください。
ご質問 立ち上がり時間はどれくらいですか?
回答 アクアレイヤーは大きな熱容量があるためスイッチを切っても、なかなか冷めず24時間暖房が基本ですので、立ち上がり時間を気にする必要はありません。(断熱性能が良ければ蓄熱機能がさらに発揮されます)
ご質問 乾燥はどれくらいしますか?
回答 アクアレイヤーは低温でこもり熱も起きず、風も起きないため乾燥しにくい床暖房です。ピアノに対しても勿論、ムク床材に対しても優しいシステムです。
ご質問 アクアレイヤーの床面温度は、何度くらいになりますか?
回答 アクアレイヤーの床面温度は○℃といったことは、個々の家の住居環境により違うため、皆同じ床面温度になりません。暖房効果は壁、天井、床面、ガラス面の温度、室温、湿度、室内の空気の流れ、床材の種類や厚み等にも大きく影響します。まず住居環境をしっかりと考慮した家を取り入れて検討してください。断熱を考慮した家では、室温(18〜20℃)+4℃前後の温度を目安にアクアレイヤーだけで足りるような設計にしてください。

 

設置について

ご質問 どんな床仕上げ材が使えますか?
回答

フローリング、カーペット、クッションフロアー、コルクタイルはもちろん、タイル、畳、大理石などにも使用可能です。但し、材料の厚さが増すと、熱が伝わりにくくなり、暖房性能が発揮できなくなる可能性があるため、仕上げ材によっては注意が必要です。

* アクアレイヤーは、根太式構造のため仕上げ材によっては、 根太の上に捨て貼りをする場合もあります。

ご質問 無垢床材でも使えますか?
回答 含水率を5%以下に人工乾燥を施された物をお使いください。ムク床材は天然のため、季節による空気中の湿性変化や床暖房の熱により伸縮や反りなどムク床材特有の動きがでます。一般的に床暖房を使うと、その動きが大きくなりますが アクアレイヤーは体温以下の35℃と低温であることと対流によるこもり熱を運ぶ性能があるため、床材にとって大変やさしい床暖房です。
ご質問 リフォームでも使うことが出来ますか?
回答 出来ます。どんな暖房でも同じ事なのですが、断熱を十分にすることをお勧めします。リフォームで太陽熱を利用する場合、蓄熱層としての利用も出来ます。 また、OMソーラーのように屋根集熱をして、二階に蓄熱をする場合は特に有効です。
ご質問 外断熱と壁内断熱とでは、どちらを選んだらよいですか?
回答

蓄熱量の大きなアクアレイヤーでは外断熱をお勧めします。外断熱は建物全体を断熱材でくるむことになり、構成している全ての材料を蓄熱材にすることが出来、温度変化の少ない安定した温熱環境の家にすることが出来ます。どんな住宅でも断熱材をしっかりさせることはランニングコストを下げると同時に快適性を上げる最も重要なポイントとなります。

※参考「イゼナの考え方・住まいづくり講座」へ (株)イゼナCEO前田誠一氏

ご質問 アクアレイヤーは部屋の床面に対してどれくらいですか?
回答 冷たい床面と暖かい床面の不快な温度差を作らないために敷設率は出来るだけ100%にすることが理想的です。一般の床暖房とは違い、部屋の部分部分に入れるのには向いていません。アクアレイヤーは、床全面に敷設することで、身体に負担がかからない体温以下の優しい温度で快適さを得られるシステムです。部屋の一部分だけに敷設すると、暖房効果を得るために設定温度を上げなければならず、低温やけどの問題や温度ムラが発生し、快適さが損なわれてしまいます。
ご質問 吹き抜けの部屋でも大丈夫ですか?
回答 「吹き抜け」といっても色々な構造があるので、それらを検討して床暖房で足りるような設計をする必要があります。「吹き抜け」は、吹き抜けを通して熱が逃げることになり、吹き抜けがない家に比べるとたくさんの発熱量が必要になります。そのため、断熱性能をしっかり考えなければなりません。特にガラス部分は重要ですので最低でもペアガラスにする必要があります。
ご質問 設置の工程はどのようになっているのですか?
回答

施工手順

No.1 配線ルート確保

No.1 配線ルート確保

No.2 防水カバーシート設置

No.2 防水カバーシート設置

No.3 電気シートヒーター設置

No.3 電気シートヒーター設置
200V変換後通電検査

No.4 アクアセル設置

No.4 アクアセル設置

No.5 アクアレイヤー注水

No.5 アクアレイヤー注水

No.6 ピンホール検査

No.6 ピンホール検査

No.7 注水口を溶着機にて密閉

No.7 注水口を溶着機にて密閉

No.8 漏水センサー線取り付け

No.8 漏水センサー線取り付け

No.9 電気シートヒーターの接続

No.9 電気シートヒーターの接続

No.10 防水カバーシートで包装

No.10 防水カバーシートで包装

No.11 サーミスタセンサー取り付け

No.11 サーミスタセンサー取り付け

No.12 本体工事完了

No.12 本体工事完了

No.13 コントローラー・リレーボックス取付、試運転

No.13 コントローラー・リレーボックス取付、試運転

 

備蓄水について

ご質問 備蓄水はどのように使うのですか?
回答 緊急時にすぐに取り出せるよう床材の一部が簡単に開けられるような構造にしてください。備蓄水キットを入れておきます。
ご質問 備蓄水の水は飲むことが出来ますか?
回答 飲み水用としてはお勧めしておりません。飲料水以外にもトイレや洗い物などの生活用水の確保も大変重要です。一般的に一日必要な水の摂取量は1人当たり約2L〜3Lで最低でも3日分の備蓄が必要だと言われています
ご質問 備蓄水の水は、どれくらい入っていますか?
回答 例えば、アクアレイヤーを8畳で設置した場合の水は、約800リットル(ペットボトル2L約400本分相当、浴槽約4杯分相当、トイレ約80回分相当)を床下に備蓄していることになります。